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ブリーダーについて

2013.10.10.Thu.22:46
今回はブリーダーについて語りたいと思います。
ブリーダーとは何かと聞かれた時、「子犬を販売する人」と答える人が多いのではないでしょうか。
実際仕事にはそれも含まれまれますし、それが主なブリーダーさんもいますが、本当は違います。
ブリーダーとは簡単に言うと「種の管理をする人」です。

動物病院に行くと「犬の系統図」がよく飾ってありますが、あれをイメージしてください。
木が根を張るように繋がっていますね。次はそれを逆さにしてみてください。
犬種というものは、実は木の枝のその先に生えた今にも風に飛ばされそうな葉っぱなのです。
不安定なもので、正しく管理しないと飛ばされたり、枯れたりしてしまいます。

ちょっと考えてみてください。
トイプードルとフレンチブルドッグ、どうしてあんなに姿が違うのか。でも同じ犬です。
普段、当たり前のようにして見逃していませんか。
犬の存在が身近すぎるからでしょうか。

人類がオオカミ犬を手なずけてから、「猟を手伝う犬が欲しい」、「羊を追う犬」、「穴に潜る犬」、「泳ぐ犬」と、
人類の欲求に答えるように犬は変化していきました。いえ、変化させられてきました。
そして「ペットとしての犬」として変化させられ、近代では姿形も多種多様になりました。
つまり、ほとんどの犬種はまだ歴史が浅いのです。
そして急激に多種多様になった分、まだ血が不安定なのです。

親の組み合わせを間違えれば、簡単に病気の子が産まれます。
その組み合わせもけして難しいことだけではなく、驚くほどわかりやすいものもあります。
トイプードルなら毛色が別系統の中間色同士を交配してはいけない。
フレンチブルドッグなら薄い色同士を交配してはいけないというようにです。
でも、いわゆるレアカラーは人気があるからとそれをやってしまう人もいますが…。

人の欲求によって姿を変えられた犬はもう野生に帰ることはできませんし、人の力を借りなくては生きていけません。
知識を持って、正しく繁殖をしなくてはいけないのです。
その管理をするのがブリーダーです。

どうでしょうか。少しはブリーダーを見る目が変わりましたか。
少しでもわかっていただければ、「オスとメスがいれば勝手に子犬が産まれるんでしょ? だから、ただでもいいでしょ。ねぇちょうだい♪」と言われて、
普段そっと、ため息をついている生真面目なブリーダーさんたちも、少しは報われるのではないでしょうか。
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